A. 発着エリアの地図に出てくる記号
「発着エリア」は、目的地(周遊エリア)へ行き来するための通り道です。ここは乗り放題ではなく、往路・復路の通過に使います。以下、①〜④のポイントを順に解説します。
※ 地図画像はタップ(クリック)で拡大できます。
発着エリア図
① 連続利用NGインターチェンジでの乗り換えが必要になるケース
× そのまま連続して走ると適用外
○ ICで降りて入り直せばOK
周遊パスには、「ここから先は、パスの対象として続けて走れません」という区切りがあります。これが「連続利用NG」です。その道路をそのまま走り続けてしまうとパスが適用されず、通常料金になります。いったんICで高速を降りて、もう一度入り直す——このひと手間を踏んで、はじめてパスの対象になります。
首都圏発着のプランでは、圏央道がこれにあたります。圏央道をそのまま走り続けて八王子西ICから先へ進むと、パスが適用されません。八王子西ICでいったん降りて、もう一度入り直す必要があります。一方、首都高を経由して高井戸ICや東京ICを通り、中央道・東名へ——という走り方は、そのままで問題ありません。
たとえば中京圏発着のプランでは、伊勢湾岸道などが該当します。地図では
両矢印の真ん中に「×」が付いた記号で示され、この記号がある場所では発着エリア外との連続利用はできません。
ご利用になるプランのページで、地図と注釈を必ずご確認ください。
発着エリア図
② 高井戸IC の上下の「×」一般道からは中央道に入れない
× 一般道→中央道は不可
○ 首都高4号→中央道はOK
高井戸ICには、一般道(環八通り)から中央道(下り・八王子方向)へ入る"入口"がありません。だから上からも下からも「×」になっています。
一方、首都高4号新宿線からはそのまま中央道へ連続して走れます(=地図右の「連続利用OK」)。都心方面から来て高井戸を通過し、中央道へ——というルートなら問題ありません(首都高の料金は別途)。
※ 同じ図で「稲城」にも「×」が付いていますが、これは稲城ICに八王子方面への入口がなく「入れない」という意味なので、パスの利用時は気にしなくて問題ありません。
発着エリア図
③ 伊勢原JCT の左右の「×」東名⇔新東名の一部は乗り継げない
× 特定方向の乗り継ぎは不可
○ それ以外の通行はOK
伊勢原JCTは、東名と新東名をつなぐJCTですが、すべての方向がつながった完全なJCTではありません。ランプ(接続路)が一部しかなく、次の乗り継ぎができません。
具体的には「東名 秦野中井方面 ⇔ 新東名 伊勢原大山方面」と「東名 厚木方面 ⇔ 新東名 厚木南方面」。左右の「×」がこの2方向にあたります。周遊エリア内を走る分には気にならないことが多く、ここで東名⇔新東名を乗り換えたいときだけ注意です。
発着エリア図
④ 西湘〜新湘南バイパスの間のグレー間は無料の一般道でつながっている
パスの対象外区間
西湘バイパス(大磯側)と新湘南バイパス(茅ヶ崎側)は高速道路として直結しておらず、間が国道134号などの一般道でつながっています。この一般道はパスの対象外なので、色つきではなく薄いグレーで描かれています。
走ること自体は自由・無料なので、運転中は流れに任せて大丈夫です。ただし一度パスの対象高速から降りるため、西湘と新湘南は「ひと続きの乗り放題」ではなく別々の扱いになる、という点だけ覚えておくと安心です。
B. 周遊エリアの地図に出てくる記号
「周遊エリア」は、目的地まわりの乗り放題ゾーン。この中は自由に乗り降りできますが、やはり「×」と「グレー」は出てきます。以下、①〜③のポイントを順に解説します。
※ 地図画像はタップ(クリック)で拡大できます。
周遊エリア図
① 御殿場JCT の左右の「×」ハーフJCTで乗り継ぎに制限がある
× 一部方向は乗り継ぎ不可
○ 案内に沿えば通行OK
御殿場JCTは東名と新東名をつなぐ場所で、"ハーフJCT"の構造のため一部の向きは乗り継げません(左右の「×」)。新東名は、この先の新御殿場ICが終点です。
「静岡方面から新東名で来て東京方面へ抜けたい」ときは、御殿場JCTで東名(E1)に入り、案内どおり「左へ直進」します。ここで右へ分岐すると新御殿場ICの行き止まりに出てしまい、東名の東京方面へは戻れません。「E1 東名 左へ」の表示に従ってください。NEXCO中日本も走行注意ポイントとして案内している場所です。
周遊エリア図
② 新御殿場まわりのグレー国道138号バイパス(無料区間)でつながっている
○ 走れる(無料)
無料区間はパス対象外
新御殿場IC(新東名)から、東富士五湖道路(須走・山中湖)方面や御殿場市街方面へ向かう場合は、国道138号バイパスなどの無料区間を経由します。地図でグレーになっているのは、この無料区間です。
この区間は信号のない無料の自動車専用道路で、高速(有料)ではないためパスの対象外=グレー表示です。「中央道〜東富士五湖道路〜(無料区間)〜新東名」とはつながるけれど、途中に無料区間が挟まる、という意味です。下道に降りるわけではなく、流れに乗ってそのまま走れます(御殿場の市街地に近づくと、信号のある一般道になります)。
周遊エリア図
③ 富沢〜六郷の間のグレー中部横断道の「無料区間」
○ 走れる(もともと無料)
パスの対象外
中部横断自動車道(E52)の富沢IC〜六郷IC間は、国土交通省が管理する"無料区間"です(身延・南部・下部温泉早川などを含む区間)。NEXCOの有料高速ではないため、パスの色(対象)ではなくグレーになっています。
周遊パスは「有料の高速料金」をおトクにする仕組みなので、もともと無料の区間は対象に入らないだけ。普通にそのまま走れます。